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いつか眠りにつく前に

『いつか眠りにつく前に 』

334p1.jpg


劇場で号泣する映画は久しぶりでした。

死の床で自身の人生を振り返る女性と、そんな母の知られざる過去に触れて自分たちの人生を見つめ直す娘たちの姿を描いたストーリーです。

いや、別に最初からいきなり泣くような場面じゃないだろうに、
なんだか、これから起きるであろうことを想像していくと、
目頭に常に涙がたまってしまい、
同時に、自分の母のことや自分自身の○○年間、色々な事が頭の中を駆け巡って、泣かずにはいられない心境になってきました。

注目すべきところは、豪華アカデミー女優陣の競演!!!ってことですが、
本当に女優たちがすごかったΣ(゜д゜)
トニ・コレットが好きなので観に行った映画だけど、彼女が演じるニナのエピソードにとても共感してしまい、号泣してしまいました。

とにかくどの女優もすごかったのですが、
特にメリル・ストリープには圧巻です(≧д≦)ノ
特別長い時間出演するわけじゃないのに、あの存在感は何なのでしょう(笑)
それまでヴァネッサ・レッドグレーヴの演技に惹きこまれていたいたのに、一瞬にしてメリルに惹かれて行く感じでした。
この映画で、ヴァネッサ&メリルの実娘が共演していることが話題らしいですが、メリルは実娘と同役を演じています。
そのメリルの魅せた表情が、いくら親子だからとはいえ、まさに『ライラ』だったんです。(って思ったのは私だけかな)

お話の展開は、そんなにヒネリがあるわけでもないし、目新しさもないかも知れないけど、ものすごく深いものを感じ、
心臓を抉られるような切ない気持ちにもなり、なのにとても温かい気持ちになり、色々なものを考えさせらる117分でした。

人が誰かを思いやったり、知りたいと思うことってあるけれど、“その人”を『知る』ということは、その人と知り合ってからの時間にしか過ぎなくて、その人が生きてきた時間の『一瞬』にしか過ぎないんですよね。
その人の全てを知るのは難しいことです。
でも、大切なことは、映画の中のメリルのセリフが教えてくれました。

恋愛についての映画でもあるけど、
本質は『母と娘の絆』、『姉妹の絆』、『親友との絆』と、誰もが経験するかも知れない“時”を美しく描いてくれる映画でした。
姉妹の関係もとっても良かったです。
そして、最後の終わり方がああだったことが、私はとてもお気に入りです。

あと、2人の娘を抱いて歌っていた子守唄のシーンが、とっても印象的!!!

人生をある程度生きて、色々なものを経験した大人の女性が観れば、とっても理解できるお話かも知れないし、
単に、姉妹のいる女性、娘のいる母である女性が観ても共感できるお話だと思うし
案外、男性でもハリスやバディのような経験をしたと思うかも知れない、
音もなく静かでゆっくり進んでいくお話だけど、
今こうして振り返っても涙がこみ上げてくる映画です(^-^)

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